現在の中学受験に英語の試験はあるのでしょうか?社会のグローバル化や帰国子女の対応などのため、市立中学校の受験では英語の導入が増えています。しかし、家庭環境によって成績が影響される点や、受験生への負担が増えるなどの問題により、すべての中学校で導入されているわけではありません。

時代と共に入試の内容も変わっていきます。かつての私立中学受験は、国語・算数・理科・社会の4教科でした。しかし、現在は新たに英語も試験科目へ導入している私立中学が増加しています。主には、子供たちがグローバル化社会に対応していけるようにという保護者の希望に学校側が応えたということ、他には、帰国子女など在日期間が十分にない子供たちに対応するためというのが導入の理由です。ただし、他教科に比べて英語の成績は家庭環境などが左右するところがあり公平でないことや、1教科増えることは受験生の負担が大きいことから、英語の試験導入を問題視する意見もあります。中学受験で5教科すべての試験を行うことは今のところ現実的ではありませんが、今後の社会の状況を考えると、中学受験の試験に英語を導入する学校は更に増えることになりそうです。

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